学校長あいさつ
沖縄県立名護高等学校 沖縄県立名護高等学校附属桜中学校 校 長 大城 学(おおしろ まなぶ)
この度は、本校HPをご覧いただきありがとうございます。
私は令和7年4月に校長として着任いたしました、大城学と申します。
本校は、旧制沖縄県立第三中学校および沖縄県立第三高等女学校を前身とする、今年度創立98年目を迎える伝統校です。戦後の昭和21年田井等(たいら)高等学校として開校し、昭和23年8月名護高等学校として改称、昭和57年に現在の敷地に移転しております。また、平成27年度には、いわゆる理数科と国際科がまとまった「フロンティア科」を設置し、その間、沖縄県北部地域はもとより沖縄県の伝統校、進学校として地域の期待を受けて発展してきた学校です。
校是として「文武両道」、校訓として「知性を研こう、感性を鍛えよう、個性を育てよう」を掲げ、1学年普通科6クラス、フロンティア科2クラス、2,3学年が普通科6クラス、フロンティア科3(文系探究科2、理系探究科1)クラス、全生徒数約960名と県内では大規模校の一つです。重点目標として「学力向上」「進路指導の充実」「凡事徹底」を掲げ、授業、行事、特別活動のどれも大切な学びの場として、自ら考え、自ら行動する生徒、日々の諸活動にも懸命に取り組み文武両道を実践する生徒、大学等への進学を目標に自ら進学実現に向けて努力する生徒の育成に取り組んでいます。
総合的な学習の時間についても力を入れており、普通科では地域の課題を認識してその解決に向け取り組む地域探究、フロンティア科では文系探究・理系探究に取り組むことにより、日々の授業と自分や社会とのつながりを考えさせる取り組みを実践しています。もちろん進学に向けた情報収集と各自の適性やあり方と進路を関連付ける進路学習にも力を入れて取り組んでいるところです。本校生徒の特徴として明るく、周りの人とすぐになかよくなる好奇心旺盛な生徒が多いことが挙げられます。日頃の勉強と同時に部活動にも積極的に取り組み、昨年度は進路面では、県外国公立大16名、琉球大学20名、名桜大学51名など国公立大学89名、県外私立大学77名、県内私立大学41名、短期大学専門学校等77名合格、就職4名、部活動面では、昨年度の県高校総体で女子ソフトテニス個人やラグビーフットボールなど3種目で優勝、5種目で準優勝など多くの実績をあげています。
令和5年4月には、本島北部に待望の中・高併設校として、名護高等学校附属桜中学校も設置され、今年度で全学年が揃い、各学年1クラス40名、中学校全生徒120名と小規模校ながら、アットホームな環境で、集中して学習に取り組む中学生の姿が学校全体に刺激を与えています。
本校のある本島北部地域には、周辺離島も多く、北部地域から長距離通学する生徒もおり、親元を離れて、本校寄宿舎で約70名の生徒が将来の自己実現に向けて共同生活をしながら、勉強に部活動にがんばっているところも本校の特徴の一つです。
現在の本県や我が国を取り巻く環境は、少子高齢化や人口減少に加えて、グローバル化や情報化の波に直面していますが、本校生徒の活気と集中力を目の当たりにすると、これらの大波も力強く乗り越えられるのではないかと感じます。地域から託された生徒の充実した高校生活と自己実現・希望進路実現を叶えるよう全職員一丸となって教育活動の充実に努めてまいります。令和9年度には前身の県立第三中学校設立から100周年を迎えます。これからの名護高校・附属桜中学校にご理解・ご協力とご支援を賜りますようお願い申し上げ、ごあいさつといたします。
令和7年4月吉日